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「半自伝 このままでいいのか、いけないのか」 [戯曲・本]

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小田島雄志さんの「半自伝 このままでいいのか、いけないのか」
また読んでみたいな~って思って、久し振りに読み返してみました。

満州から引き揚げてこられた中学生の頃から、40代でシェイクスピアの全訳を
完成された頃までの出来事が綴られています。
小田島雄志さんがどういう風に、演劇やシェークスピア、そして翻訳に関わって
いかれたのか、その過程がよ~くわかって、とても面白かったです。
人との出逢いが、その人の生き方に大きく影響するってことをあらためて思い
ました。そして、小田島さんがそのことにとても感謝しながらこの本を書いて
おられるのを強く感じました。
本の中に、見られた演劇、映画、絵、読まれた本、聞かれた音楽などがリスト
アップされてるんですが、すごい量と幅の広さ。

本のタイトルにもなってる文章のハムレットの独白、
「To be, or not to be, that is the question.」を
「このままでいいのか、いけないのか、それが問題だ」と訳されているのは、
すごいなぁ・・・と思います。

この本の帯に、
ふりかえってみると、ぼくはこれまでの生涯に何度か、「このままでいいのか、
いけないか」と自問したときがあった。それは決まって、「このままではいけない
んじゃないか」というときに発せられた。自分をかえりみるとき、「このままでいい
のだ」と思うときはめったにない。(本文より)
と書かれていました。

その文章に惹かれて購入したのが、数年前。
「このままでいいのか?」と迷っていたときです。そして、今また「このままでいい
のか」と迷ってます。
「迷い」がふっきれたとまでは言えませんが、この本を読んで何かしらパワーを
もらった気がします。

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コメント 1

Akari

>ぎぃちゃん
>劇衆「漢組」さま
ナイスありがとうございます。
by Akari (2008-05-13 00:18) 

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