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「二人の主人を一度に持つと」初日感想 [公演感想]

二人の主人2.jpg

加藤健一事務所vol.117
「二人の主人を一度に持つと」
作:カルロ・ゴルドーニ
訳:田之倉 稔
演出:鵜山 仁
CAST
加藤健一、清水明彦(文学座)、奥村洋治(ワンツーワークス)、土屋良太、坂本岳大、小川蓮(扉座)、佐野匡俊・加藤 忍、増田あかね(俳優座)、江原由夏(扉座)
STAFF
美術:乘峯雅寛 照明:古宮俊昭 音響:秦 大介 衣裳:加納豊美 ヘアメイク:馮 啓孝 舞台監督:畑﨑広和 制作:加藤健一事務所
上演時間:2時間30分(休憩15分を含む)

【あらすじ】
18世紀、ヴェネツィア。とある男性主人の召使い・トゥルッファルディーノ(加藤健一)は、仕事中、召使いを雇いたいと言う男に出会う。「二人の主人に仕えれば、給料も2倍になる!」と思いついたトゥルッファルディーノ。主人が増えたことで起こる数々の難題を、ウソでごまかし乗り越えていく。けれども彼の周囲の人々は、男装中・婚約破棄・恋人との死別…などなど、カオスな状況。そこへトゥルッファルディーノのウソがとんでもない誤解を呼び、事態は大混乱!お調子者のトゥルッファルディーノ、果たして上手く場を収められるのか?(加藤健一事務所HPより)

【感想】
劇場に入ると舞台装置がイタリアぽっくて何が始まるんだろう?とワクワクします。お芝居が始まると、パンタローネ(清水明彦)とイル・ドットーレ(奥村洋治)が登場。このお二人の姿を見て一気にお芝居の世界に入れました。
トゥルッファルディーノ(加藤健一)はかわいい衣装とカツラとメイク、軽々とした身のこなしはさすがです!
このお芝居、最初から最後まで「愛」にあふれています。「好き」という気持ちで最初から最後まで突っ走るお芝居が新鮮で素敵でした。トゥルッファルディーノの顔がどんどん変わっていきます。恋をしている時の顔はとてもかわいい!
ベアトリーチェ(加藤忍)は男装の時はかっこよくて、素に戻るとかわいくて、そのギャップがいいなぁ~。クラリーチェ(増田あかね)とズメラルディーナ(江原由夏)もかわいくて大好き。ズメラルディーナのぽつっと話す言葉が好きです。
イタリアの古典喜劇を観たのは初めてですが、赦してくれる大らかさがいいなぁ~と思いました。喜劇だけど、主従関係とか女性の立場の低さとかも感じました。今まで観たことのないカトケンワールドです。気になる方はぜひ劇場で、遊び心一杯のお芝居を観てください。

初日イベントでは鵜山仁さんの「オー・ソレミオ」を聴くことができました! 素晴らしい歌声でした。鵜山さんの周りで出演者の人たちが見守っている光景も素敵でした。

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「劇トクッ!」加藤健一さんインタビュー [加藤健一]

CoRich 舞台芸術チャンネル【劇トクッ!】で加藤健一さんのインタビュー動画が配信されています!
インタビュアーは森下亮さんと水野小論さんです。加藤さんの生い立ちから加藤健一事務所を立ち上げるまで、加藤健一事務所の設立と脚本選び、加藤さんがもう一度観たい名作、最新作のこと、そして今後の野望など、今まで聞いたことのないことも話してくれてとても面白かったです。ぜひ聴いてみてください。
動画①はこちら、動画②はこちら、動画③はこちらです。

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