「サンシャイン・ボーイズ」能登公演感想

【感想】（鑑賞日：2022.3.27）（ネタバレあります）
加藤健一事務所公演「サンシャイン・ボーイズ」能登公演を観てきました！
能登演劇堂には初めて行きましたが、ロビーが広く椅子もたくさん設置されていて、早めに到着しましたが開演までゆったりと過ごすことができました。劇場の座席は傾斜があってとても観やすかったです。
本多劇場の公演は前の方の座席でしたが、今回は14列目だったので舞台の見え方がちがって面白かったです。照明がきれいに見えて、特に２幕の再会の時の照明は雰囲気があって素敵でした。

1幕のウィリー（加藤健一）とアル（佐藤B作）が11年ぶりに再会する場面のなんとも言えないソワソワとしたぎこちない感じが好きです。コントの稽古になると大げんかになるのですが、二人の芸へのこだわりが見えて面白いです。
互いの才能を認め合ってはいるもののそれを相手には伝えてこなかったし、他にも自分の言いたいことを相手には伝えられなかった二人が、ようやく自分の本音を伝えられて良かったな～って思います。

東京公演の初日の時は、ウィリーへのお見舞いの花やお菓子はすべてアルからだとベン（佐川和正）が言うのでそうだと思っていたのですが、アルの返答から”ちがうんじゃないかな？”って思い始めています。正解はわかりませんが、私はウィリーのファンからじゃないのかな？って思っています。色々想像しながら観るのも楽しいですよね。
能登公演ではラスト近くのとてもいい場面で客席から拍手が起こりました。私も思わず拍手していました。この場面で拍手が起こったのは初めてだそうです。

能登公演、実は2年前の「サンシャイン・ボーイズ」公演の大千穐楽だったので観に行く予定でしたが、コロナの影響で中止になってしまいました。今回は無事に上演され、観ることができて本当に良かったです。素敵な劇場空間を共有できたことに感謝しています。
やっぱり劇場でお芝居を観るっていいですよね。泣いて笑って、心が元気になりました。明日から頑張ろう！って思えました。

追記　劇場に入口あたりに咲いていた梅です。それと最寄り駅の能登中島駅は演劇ロマン駅って書かれてました。素敵ですね。加藤健一事務所の公演が上演されたら、また行ってみたい劇場です。

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