加藤健一事務所が好き!

加藤健一事務所のお芝居の情報、感想中心のブログです。

「滝沢家の内乱」前売り開始しています

加藤健一事務所公演「滝沢家の内乱」の前売りが5月18日から始まっています!
吉永仁郎さんの名作戯曲です。演出は加藤健一さん!
登場するのは滝沢馬琴加藤健一)と息子の嫁・お路(加藤忍)、声の出演で馬琴の息子・宗伯(風間杜夫)と妻・お百(高畑淳子)です。
滝沢馬琴が「里見八犬伝」を執筆中に目を患ったため、読み書きができなかったお路が馬琴に文字を教わりながら代筆していくお話で、元気をもらえるお芝居です。
ポスターの屋根のシーンは大好きです。
再演の度に新しい発見があるお芝居なので、今回はどんな発見があるかとても楽しみです。演出と主役は大変だと思うけれど、加藤さんの演出、大好きなので期待しています。
【東京公演】
加藤健一事務所vol.122
「滝沢家の内乱」
作:吉永仁郎
演出:加藤健
CAST:加藤健一 加藤 忍
声の出演:風間杜夫 高畑淳子
日程:7月1日(火)~ 7月4日(金)7月1日はゲネプロ体験会
場所:かめありリリオホール →HPはこちら
前売:6,600円 当日:7,150円 高校生以下:3,300円(学生証提示・当日のみ)
シンフォニークラブ会員:6,000円
7/1 ゲネプロ体験会【パンプレット付き】 
前売・当日:5,500円 高校生以下:2,750円(学生証提示・当日のみ)
シンフォニークラブ会員:5,000円
チケット予約TEL 03-3557-0789(加藤健一事務所 10時から18時)
チケット予約メールはこちら
詳細は加藤健一事務所HP
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「黄昏の湖」兵庫公演大千穐楽感想


【感想】(ネタバレあります)
加藤健一事務所公演「黄昏の湖」兵庫公演を兵庫県立芸術文化センター阪急中ホールで観てきました。
とても良かったです。何回か観ていますが、今回はゴールデンポンドが時間毎、季節毎に変わっていく様子がとてもきれいだなぁ~と思いました。それと季節の移り変わりを人が数字をかけ替えることで見せてくれるのがいいなぁ。わかりやすいし、あたたかい感じがします。
幕開きのシーンは別荘に着いたばかり。ノーマン(加藤健一)が電話交換手に電話をかけてちゃんと通じているか確認するのですが、この電話がラスト近くて大きな役割を果たすんだぁと思いました。ノーマンとチェルシー(加藤忍)が電話で話すシーンは心がぐっと持っていかれます。話し終わった後、ノーマンの様子が落ち着かないのもいいなぁ。自分の心を素直に表現した後どうしていいのかわからない感じがノーマンらしい。ビリー(渋谷凜音)と話す時はいつものノーマンに戻ってます。ビリーが今「星の王子様」を読んでる会話もいい。ノーマンとビリーがお互いにとても良い影響を与えてるんだなぁと実感します。
ノーマンがラスト近くに心臓発作を起こして倒れるところは、初日観た時に「どうなるんだろう?」「救急車が来るのかな?」「このままゴールデンポンドにとどまるのかな?」と色々考えてハラハラしました。普段はしっかり者のエセル(一柳みる)があわてている様子を見て、こういう時にはこうなってしまうだろうなぁって思います。
ノーマンの発作が治まってホント良かった。ほっとしました。ノーマンは若い頃から「死」を意識していた人だけど、エセルは初めて「死」を実感するところ。今の私は、エセルの気持ちが実感できないけれど、何年か後に観ると変わるんじゃないかな~と思っています。
ノーマンは来年はもうゴールデンポンドに来られないのかな?と思っていたけれど、自分の本をそのまま別荘に置いていくことにしたりして、ひょっとしたらまた来年も来られるかもしれない、そしてノーマンとエセルは、ロサンジェルスに住むチェルシー一家に会いにいけるかもしれないという希望をもたせる終わり方がすごく良かったです。
兵庫公演では、ラスト近くからノーマンとエセルを観ていて涙がでてきました。二人でダンスをしたり、アビを見ているところがとてもいい。ゴールデンポンドは輝いて、二人は最高に素敵でした。
カーテンコールでは大きなあたたかい拍手で劇場が包まれていました。
最後に、こんなやさしい気持ちになれる素敵なお芝居を創ってみせてくれたキャスト、スタッフの皆様、本当にありがとうございます。明日もがんばろうと思う元気をもらいました。
再演が必ずあると信じています。そして加藤健一事務所のお芝居がもっと関西で観られることを心から祈っています。

加藤健一事務所公式Xより

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「黄昏の湖」東京公演千穐楽感想


【感想】(ネタバレあります)
加藤健一事務所公演「黄昏の湖」東京千穐楽の感想です。
紀伊國屋サザンシアター、座席は6列目やや下手よりでした。湖のさざ波がきれいに見えました。お芝居の中で色々なことが起こって、自分の気持ちも揺れ動くけれど、この湖面の揺らぎを見ていると、不思議と心が落ち着きました。ゴールデンポンドってそういう湖かもしれないな~ 
エセル(一柳みる)が冬がきて別荘を離れる時、ノーマン(加藤健一)に「この湖ごと持っていきましょう」って言うのがわかった気がしました。
チェルシー(加藤忍)はレンタカーで久しぶりに別荘を訪れた時、ノーマンに車種を尋ねられて答えられなかったけれど、次に訪れた時はちゃんと覚えているんです。彼女はノーマンが喜ぶように小さい頃からがんばってきたし、今もそれは変わっていないんだなぁ~とこの言葉で感じました。
ノーマンはビリー(澁谷凜音)と魚釣りに行っている時に、ビリーのことをチェルシーと呼んでしまうそうですが、これは認知症が進んでいるのではなく、ノーマンにとってチェルシーと一緒に魚釣りをした時間がいっぱいあって、とても楽しかったんだろうな~と思います。
ノーマンとチェルシーは言葉で自分の気持ちを表現するのが上手くないけれど、二人が電話でやっと本当の気持ちを言えるようになるところは涙が出ました。
お芝居のラストは気持ちがとてもやさしくなれます。湖の輝きも一生忘れないだろうなと思うほどきれい。
いよいよ明日は、兵庫県立芸術文化センター阪急中ホールで大千穐楽の公演です。
すごく盛り上がって素敵な劇場空間が創られると予想しています。
興味のある方は、まだ座席があるようなので、ぜひ劇場にきてください。
チケットはこちらより

加藤健一事務所公式Xより

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